こんにちは!
阿部マルエクスプレス広報のKです!
今回は運送業界の苦しみについて少しお話をさせていただきます。
ECサイトが台頭してきて数年が経ち、今では生活の一部になっております。
その中でよく見る送料無料。
このツケは私たち運送会社、そして最後には配送するドライバーに回ってきています。
私は以前も話した通り、大手求人広告に勤めており、
顧客はアパレル業界をメインとした小売業界で構成されておりました。
求人業界の営業マンは採用に関するお話だけではなく、会社や業界全体のお話をする機会が多いです。
私が勤めていた頃はやはり、ECサイトの売上に関してが多かった気がします。
今でこそ当たり前になっている送料無料。
販売会社からすると利益から送料を出していることになります。
では販売会社は利益を出すために送料を安く抑えるしかありません。
サイズやエリアによって安い業者にお願いし、さらに値下げの交渉をします。
そうなるとそれを請けた運送会社も利益を出すために委託ドライバーへの委託料が下がってしまう・・・
昨年にY運輸やS急便の値上げが騒がれておりましたが、それでも安いと感じております。
なぜそう思うのか。
これは私の独断の偏見でしかありませんが、以前記事にも書いた通り顧客が求める接客レベルが高くなっているためです。
名前が書いてある伝票がお客さんの方に向いていないだとか、時間指定内に言っても遅いだとか。
些細なクレームが多いです。
そして何より、ドライバー職には避けられない事故のリスクです。
それらを総合的に見るとやはり安いのかなと思います。
介護や保育も人の命を預かっているにも関わらず賃金が安いと思っております。
送料無料や再配達の時間指定が無料などが当たり前になっている昨今ですが、
「いつもありがとう」その一言で結構ですので、ドライバーに声をかけてあげていただけると幸いです。